Amazon プライムビデオで見られる、フランス映画3選

Amazonのプライムビデオで見られる、作品の紹介&レビューです。※2022年9月現在

以前からAmazonプライムビデオでは「最強のふたり」なども配信されていましたが、去年(2021年)にはAmazonオリジナルの「MIXTE 1963 (ヴォルテール高校にようこそ)」が制作・配信されるなど、日本で楽しめるフランス語作品も増えてきました。

フランスの映像作品は、社会問題や実在の人物をモデルにした作品が多いような気もしますね。

スペシャルズ!

原題「Hors Normes」(直訳:規格外/複数形なので、”尋常じゃない男達”といった感じでしょうか)

日本版トレーラー

パリに実在する自閉症患者の支援施設の存続に奔走した、男性二人をモデルにした映画です。監督は「最強のふたり」を制作したエリック・トレダノ(Éric Toledano)

病院すら匙を投げるような自閉症患者さんたちを分け隔てなく受け入れ、社会的に自立できるように支援するためのブリュノのマリク。

しかし、施設は無許可で、かつ常に満杯状態で火の車状態の運営のため、政府から監査を受け閉鎖の危機にさらされます。

yuko
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日本語タイトルにあるように最終的には施設は存続されることになるのですが、無私の愛を注ぐ彼らの姿には本当に感動しました。

ドキュメンタリー風な撮影手法が取り入れられているのか、迫り来る緊張感がある上に、「この人達は本人?」とすら思えるほどの演技。

色々と考えさせられる作品でもあります。評価も高いですし、見られるうちに見ましょう!

私は確信する

原題「Une intime conviction」(直訳:内なる確信)

日本版トレーラー

ある日突然失踪した女性(スザンヌ・ヴィギエ)の大学教授の夫が、妻への殺人容疑で裁判にかけられた「スザンヌ・ヴィギエ事件」を題材にした映画です。

主人公は、被告人ジャック・ヴィギエの無実を信じて、彼の支援者として奔走するシングルマザーのノラ。

この映画のすごいところは、「実際の事件を題材にしている」上で、実際の事件に関わった人物(ヴィギエ一家やヴィギエ氏の弁護士等)が実名で出てくるところ。

yuko
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もちろん、画面上で演じているのは俳優さん方ですが、台詞などは実際の裁判で発言されたものが採用されており、非常にリアリティが強い作品になっています。

主人公の女性ノラは架空の人物ながら、監督自身が実際にヴィギエ氏の支援をした経験があり、それを多分に反映させているとのこと。

私はこの事件を全く知りませんでしたが、愛人が絡む愛憎劇や「完全犯罪」のように見える状況から、フランスではゴシップの話題になるほどの注目を浴びた事件だったそう。

ヴィギエ氏の弁護を担当したデュポン=モレッティ(Eric Dupond-Moretti)弁護士は、2020年にフランス司法大臣に就任しています。

鑑賞後に、以下のリンクなどを読むと、より事件への造詣が深まるはずです。

※以下リンクはネタバレを含むため、結末を映画で知りたい方は見終わってからアクセスしましょう!

マリーナ・フォイス (出演), オリヴィエ・グルメ (出演), & 1 その他

エール!

原題「La Famille Bélier」(直訳:ベリエ一家)

日本版トレーラー

後に「コーダ あいのうた」の元ネタとなった、2014年のフランス映画です。※「コーダ あいのうた」は2021年アカデミー作品賞、脚色賞、助演男優賞を受賞

yuko
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私は先に「コーダ」を観てしまっていたため、ストーリーには既視感が強かった(当たり前)ですが、フランス語であることをモチベーションにしてなんとか観ましたw

家族は背景などの設定は多少異なりますが、ストーリーの流れは「コーダ」と同じです。英語でなく仏語でまず話を楽しみたい方は、先にこちらの「エール!」を観ましょう。

手話は国により異なります(更に言えば、地方でも”方言”のように差があったりします)。英語リメイクの「コーダ」と、このオリジナルの「エール!」を見比べるのもいいかもしれませんね。

高校生のフランス語ですが、比較的シンプルな会話で聞き取りやすく、手話の部分以外は字幕を見ないようにして鑑賞チャレンジしてみてもいいですよ!

ルアンヌ・エメラ (出演), カリン・ヴィアール (出演), エリック・ラルティゴ (監督)