仏単語と英単語を行ったり来たり

という訳で、今のところ「仏検準1・2級必須単語集」を一日一問、ディクテをしているだけの現在の勉強ペースですが、2級レベルとされている単語でも、知らない単語がちょいちょい出てきます。

私は英語の勉強の時にも、語彙力強化のために語源を学んでいましたので、仏語でもそれを取り入れています。

関連エントリー:語彙力アップには語源を学ぼう

知らない仏単語が出てくると、もちろんその本に書かれている単語の意味はチェックしますが、電子辞書の仏和(プチ・ロワイヤル)や英和(ジーニアス大辞典)を確認。ついでに英単語もチェックすると、やはり仏語と英語は似ているので、一度に憶えられて一石二鳥です。

更には、語源を活用した単語力アップのための本「Word Power Made Easy」(英語)と、「Les étymologies surprises」(仏語)もチェック。語彙の定着力アップのため、これらの本も活用です。

仏検単語対策

※何事もストーリーがあると憶えやすいです。日本史は教科書で勉強していてもさっぱりだけれど、大河ドラマを見るとよーく憶えられるのと同じように・・・。

この「Word Power Made Easy」は大変に優れた本でして、英語の語彙力アップの本ながら、ラテン語系言語の学習者には目から鱗の内容がぎっしりです。

Word Power Made Easy

英単語の3~4割はフランス語の影響を受けているそうですが、語源のストーリを読むと「これって仏語の○○じゃないか!」と、発見が本当に多い。

昨日はdévorer(貪り喰う)という単語から派生して、色々と広がりました。

まずは、プチ・ロワイヤル仏和辞典でチェック。

dévorer 他動

  1. ・・・をむさぼり食う:・・・を食い荒らす、食い尽くす
  2. ・・・をむさぼるように読む
  3. ・・・を使い果たす:・・・を焼き尽くす、破壊し尽くす (以下略)

仏和をチェックするだけだと普通はここで終了ですが、あえて英和もチェックします。

私の電子辞書に入っているジーニアス英和大辞典は、語源も結構載っており、かなりの愛用辞書です。

de-vour【初14c:ラテン語 devorare. de-(十分に)+ -vour(ごくりと飲む)】動(他)

  1. <人・動物が><物>をむさぼり食う、がつがつ食う
  2. <人が><本など>をむさぼるように読む (以下略)

うーん、やはり英語にも同じ単語があったか・・・、と期待通りの展開。

ちなみに「-vour(ごくりと飲む)」に相当する仏語はavalerのようですが、avalerとdévorerは仏和辞典で引くだけだと、意味はとても似ています。

そこで次はgoogleでavalerとdévorerがどのように使われているか検索してみると、こんな例文が検索の予測機能から出てきました。

  • Le bébé a avalé du papier 赤ちゃんが紙を飲み込んじゃった
  • J’ai avalé un mouche 蝿を飲み込んじゃった(ほんとかい)
  • La nuit a dévoré le monde 夜が世界を飲み込んだ
  • Je veux te dévorer お前を食っちまいたい

ちなみに仏仏辞典(Le Robert micro)を見ると、avalerは喉を通るところにフォーカスされていて、dévorerは食べることにフォーカスされているもようです。この辺の違いは、仏和を見るだけだとわかりにくい。

とどめに「Word Power Made Easy」もチェック。

Carnivorous conbines carnis, flesh, and voro, to devour. A carnivorous animal, or carnivore is one whose main diet is meat.

Voro, to devour, is the origin of other words refferring to eating habits.

Word Power Made Easy p.424より

-vour(ごくりと飲む)は、ラテン語のvoro(食べる系統の単語)から来てるみたいですね。

carni- は「肉」で、carnivorousは「肉食」。仏語でもcarnivoresです。

イタリア語だとcarneは「肉」でしたが、仏語だとviande(形容詞にはcarné「肉の」は残っている)。

なんでかなーと、今度は「Les étymologies surprises」をチェック。仏語のviande(肉)は、ラテン語のvivanda(生を与えるもの)から来ているそうです。

仏単語語源の本

・・・

という感じで、一つの単語を調べるだけで、ディクテで知らなかった単語を基点に、仏和・英和・google・英語&仏語の語源本と好奇心で広げることができ、あっという間に時間が経ってしまいます。お陰で今回はdévoreがしっかり憶えられただけでなく、類語であるavalerや他の英単語も憶えられました。

両方を勉強しているとよくわかりますが、難しい単語ほど、英語もフランス語もとても単語が似ています。フランスの語学学校ではアメリカ人の男の子と仲良くなったのですが、彼のフランス語の上達の早さは日本人の比ではありませんでした。語彙が似ているのですから、そりゃ納得です。日本人が中国語を読んでなんとなくわかるような感じで、母語による根本的な理解力が違うのでしょう。

ちなみに「Word Power Made Easy」はかなり面白いので、結局そちらばかり読んでしまっている時もあります。フランス語力もついでにアップしていればいいですが^^;

Word Power Made Easy: The Complete Handbook for Building a Superior Vocabulary

  • 出版社 Anchor
  • 著者 Norman Lewis
  • 価格 ¥ 1,035
  • 発売日 2014/11/4

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