まずは「邦訳」から入ってみる

最近は、フランス語が達者な知り合いのおばさま・おじさまのオススメである、「異邦人」「悲しみよこんにちは」を図書館で借りて読んでいました。と言っても日本語訳でですが・・・。

邦訳の異邦人・悲しみよこんにちは

とは言え、いきなりフランス語で読むよりも、日本語である程度頭に中身が入っていたほうがわかりやすいと思うので、私は学習の為に「先に邦訳を読む」とか「邦訳で先に読んだものを選ぶ」というようなことを致します。

最近は「対訳 フランス語で読もう「異邦人」」という本も出ています。¥2,484と、結構いいお値段ですが、学習者には使い勝手がよさそうです。

外国の文学作品の翻訳というのは難しく、訳したときのその訳者の時代の雰囲気が出てしまうと、10年程前だったか村上春樹さんが「ライ麦畑でつかまえて」を訳された時にインタビューで言っていました(私の記憶では)。

確かに、この二つの文庫とも古い訳で、昭和の人が訳したんだなぁという雰囲気が感じられます。村上春樹さんも、「ライ麦~」の古きよき時代のアメリカの雰囲気をどうやって出すか、でも自分の訳も時が経てば古臭くなってしまう(原著はいい雰囲気を保ったままなのに)、というようなことを仰っていたように思います。

※「悲しみよこんにちは」の新訳は2008年にも出ているので、現代人にはそちらがとっつきやすいかもしれませんね。

その点、原著であれば、「訳」のフィルターがなくなる分、書かれた時代のそのままの、その場所の雰囲気が楽しめます。なので原著を読むのも楽しみです。

私は「ライ麦~」の旧訳版を高校生の頃に読み、その後原著を読みましたが、それにしても難しかったような記憶が。外国語だと、いくら勉強しているとは言え、特に文学作品だと時々字面を追っているだけになってしまうことも多々あります(笑)。それ故に、一回邦訳を読んだことがあるという経験は、途中で気持ちが折れることを少なからず和らげてくれます。

これも多読の一部、語彙力アップのために、原著も頑張って読みたいと思います。

L’Etranger (Collection Folio, 2)

  • 出版社 Gallimard
  • 著者 Albert Camus
  • 価格 ¥ 1,034
  • 発売日 1990/10

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