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毎週水曜日夜にNHKで放送されていた「スーパープレゼンテーション」(「テレビでフランス語」の放送の直前)、英語の勉強+教養にもなるので、私も毎週欠かさず見ていました。
その「スーパープレゼンテーション」で取り上げられていたスピーチの1つに、「Happy Planet Index(地球幸福度指数)」という幸せ度の基準がありました。
ブータンでは、以前から「国民総幸福度」を政策に取り入れていたり、近年ではイギリス政府が国民の幸福度を政策に組み込むなど、経済発展だけでは満たされない、本当の豊かさを求める為の動きが高まっています。
国民が幸せに感じているかどうかに加え、持続可能なエネルギーを使った暮らしをしているか(つまり地球に優しい暮らしをしているか)を加えた指数
番組では日本の順位などについては、ちらっと紹介するだけで終わっていましたが、調べてみると結構おもしろい。
ちなみに番組の冒頭では「世界で一番幸せな国は?」との問いに、「フランスかな?」と答える街の人の様子も放送されました。もちろん、フランスに住んだことのある方なら突っ込みたくなるでしょう・・・「それはない」w
日本の「地球幸福度指数」の順位
日本の地球幸福度指数の順位は、調査152カ国中57位です(2019年)。
日本は3つの基準のうちの「Life expectancy(平均寿命)」が、世界152カ国中2位(1位は香港)のため、他の「Experienced Well-being(幸福感)」が平均的、「Environmental footprint(環境負荷)」が下位であるにも関わらず、総合すると平均よりも上になっているようです。
ちなみに、アジアでの最高位はバングラデシュで22位。続いてネパールが27位、タイが28位です。
「地球に優しいかどうか」が焦点とされる「Environmental footprint(環境負荷)」ポイントは、「経済大国」と呼ばれる国々はおしなべて得点が低くなっています。
それでもイギリス(14位)・ドイツ(29位)など上位に入っている先進国もあります。いずれも「Experienced Well-being(幸福感)」 が上位です。
フランスの「地球幸福度指数」の順位
フランスの順位は、世界152カ国中31位(2019年)です。
フランスに住んでみると、「フランスは夢の国じゃない」ということに、ほとんどの皆さんは気付かれると思います。
私はパリではなく地方都市にいましたが、それでも、「文句をぶつくさ言っているフランス人って結構いるんだなー」と感じることも少なくなかったです。
とは言え、「Experienced Well-being(幸福感)」は、日本より上です。文句をぶつくさ言っている人は多いですが、日本人みたいに病んではないですものね。長期のバカンスもあります。
「Environmental footprint(環境負荷)」は日本より少しだけ良いだけなので、日本の順位が低いのはやはり幸福感の不足と言えそうです。
Environmental footprint (環境負荷) の算出方法は、こちらが参考になります。
まとめ
日本の「幸福感」の低さ。日本に住んでいる私も、わかるような気がします。真面目で周りを気にする民族ですものね。
日本人がフランスに行くと、役所や銀行でなどでイライラする場面が多いので、幸福度はさらに下がり気味になるかもしれませんw
上記のTEDでのスピーチの最後には、「個人レベルでできる、地球幸福度指数を上げる方法」について5つの提案があります。非常に素晴らしいスピーチなので、興味がある方は是非チェックしてみてください。