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私が通った語学学校は、小さな私立大学内の語学学校。一番最初は、学校の寮に滞在していました。
フランスで語学学校に通う場合、学費はもちろんですが、住居費・交通費も事前に見積もっておくことが必要になってきます。
私は最初、学校の寮に入ったお陰で、交通費や光熱費はゼロで抑えられました。
今回は、私がフランスの語学学校を探した際に感じた点や苦労した点などを、シェアしたいと思います。
この記事はこんな方にオススメ!
- フランス語学留学に興味がある方
- フランスの語学学校の探し方を知りたい方
学費だけ見ずに、その町のバス・メトロの定期券代などもチェック!学校の、問い合わせへの対応なども重要。
学校リストを見つける
私がはじめてフランスに語学留学に行った2007年当時、「成功する留学 フランス留学」という本が出版されていました。
現在はこのシリーズは出版が止まってしまっていますが、100校以上のリストになっており、情報収集が非常に効率よくできたのを覚えています。
学費やクラス編成の情報は古いですが、リストとして学校の名前や場所を調べるには現在でも参考になる部分はあると思います。(もちろん最新情報は学校のHPでチェック)
留学斡旋会社のリストは?
留学斡旋会社のリストは提携校だけなので、掲載数があっても30程度と少ないです。
もちろん、斡旋会社から申し込みをすると割高になります。リストと口コミだけ見せてもらいましょうw
また、斡旋会社に掲載されている学校の場合、日本人が多い可能性があります。
自分で問い合わせ
私の場合は、上記の「成功する留学 フランス留学」から、学費的に行けそうな数校をピックアップ。学校に自分から直接メール(英文)して問い合わせをしました。
もちろん、入学申請も直接です(代行や斡旋は使っていません)。
いくつか問い合わせましたが、最終的には迅速に返事をくれた学校に申し込みしました。留学後の相談窓口にもなる受付の対応も重要!
基本的に、私立のほうがお金を取る分対応は早い印象がありました。
公立の学校は、返事が来ても非常に遅かったり、セメスター制でタイミングが合わない場合があります。
公立・私立のどちらを選ぶか
私は結果的に私立の大学付属の語学学校に入りました。
公立大学の語学学校は入学可能時期がある
毎月(毎週・隔週)で入学可能な私立の語学学校やアリアンス・フランセーズなどと違い、公立大学のフランス語クラスは、授業の単位がセメスター(学期)ごとになっている場合が多いです。
公立大学の語学学校は割安で魅力的ですが、自分の入学時期に合うかどうかに注意する必要があります。
私立やアリアンス・フランセーズは入学時期が柔軟だが、公立に比べると高い
対して、月ごと・週ごとに授業が編成され、比較的自由度が高いのが私立とアリアンス・フランセーズです。公立に比べて、多少学費が高くなる傾向にあります。
私は私立大学内の語学学校に入りましたが、学費は当時月500ユーロ程度(テキスト込み)でした。現在の授業料も見てみると、アリアンス・フランセーズに比べ2割程度授業料が高いようです。
その分なのかどうかわかりませんが、クラスは少人数に分けられ(時期にもよりますが)、日本人も少なかったので、フランス語がメキメキ上達しました。
クラスにもよりますが、私がいたクラスは日本人が私も含めて2人が最大。ラッキーでした。
事前にどの程度の学費がかかるか、クラスのレベル分け・人数はどれくらいか、英語での口コミなどもチェックしましょう!
私立は毎月クラスメイトが変わる
公立のセメスター(学期)制と違い、私立の語学学校やアリアンス・フランセーズは、毎月・隔週などの入学を許可しているため、生徒の入れ替わりも頻繁に発生します。
長く付き合う友達ができる場合もありますが、その時限りになる友達も多いですね。
夏休みシーズンはクラス人数が多くなる
また、夏休みシーズンの7月・8月になると、1~2か月だけフランス語を学びに、ヨーロッパ中から欧州人が来ます。
生徒数は倍以上に増えます。生徒一人一人の発言機会が減ったり、先生の目が生徒それぞれに行き届きづらくなり、他の時期よりも学習コスパが下がります。
ただ、夏休みシーズンにも語学学校に通った結果、私は現在でも欧州人の友人が多いです。今でも旅行の度に泊まらせてもらったりと、いい出会いに恵まれました。
夏休みシーズンの先生には注意
夏休みシーズン(7月・8月)になると、私が通った語学学校では正規の先生はバカンスに旅立ってしまい、経験の浅い若い先生を呼んでいました。
経験が浅いから悪いというわけではありませんが、私の時は明らかに授業の質が下がった感は否めませんでした。
ある夏に、まだ若い経験不足の先生のクラスにあたってしまった私は、セクレタリアに文句を言いに行った覚えがあります・・・
住む場所について
学校そのものだけでなく、住む場所も重要です。私は最初、大学寮のある語学学校(私立)に入りました。
寮に入る場合
私の場合は、結果的に大学寮に入れて良かったです。
寮に入るメリット
- アパート探しをしなくていい(フランスのアパートの契約は非常に面倒!)
- 通学時間・交通費の大幅節約
寮に入るデメリット
- トイレ・シャワー・キッチン・洗濯機は共同になる可能性大。※コロカシオンやフラットシェアでもそうなりますが、寮は人数が多いため汚く使う人がいると萎える
その当時はフランス語がまったく話せなかったため、最初から寮の部屋をあてがってくれる学校は宿探しの労力を考えたら非常に有り難かったです。
部屋は4畳ほどのスペースにベッドと机、小さなクローゼットのみ。
ラッキーなことに、プライベート空間にトイレとシャワーがついており(ついてない部屋に住んでいる学生もいた)、月350ユーロ程度でした。キッチンは共同。洗濯機はなし。
洗濯は、近所のコインランドリーに通いました。
共同キッチンは色々な人が使うので、置いていた食材を勝手に盗られることがありました。その経験から、冷蔵庫に入れなくていい食材は、部屋に持ち帰っていましたね。
アパート探しをする場合
私は2回目に同じ学校に通った時は、ある程度フランス語もできるようになっていたこともあり、友人宅に2週間程度お世話になりながら、学生向け掲示板でアパート(コロカシオン)を探しました。
それなりの都市であれば、Infomation Jeunesse という施設が市内にあり、バイトや住まいの掲示板があったりします。
数軒見せてもらった内の1軒に決めましたが、大家さんもいい人で、結局帰国までずっとそこに住みましたね。
交通費も事前にチェック
私の場合、学校の寮にいた時は小さな大学の3階部分の居住階に住んでいたので、通学も1分。通学にかかる費用はゼロでした。
寮ではなくアパートに住む場合は、交通費も事前に調べておくとベターです。
フランスの交通機関は、ゾーン・回数・何日間有効かで定期券の金額が決まります。
小さい町や都市であればゾーンやエリア分けはなく、30日○○ユーロ、1年間○○ユーロ、というシンプルな料金体系になっていることが多いです。その場合、距離は関係ありません。
バスやメトロの月間パスなどは学割もありますが、通常は年齢制限(26歳以下など)で区切られている場合もあるので、自分に買える資格があるかどうかの確認も重要になってきます。
フランス語では、輸送・交通機関のことを「transport(s)」と言います。
テストに出た時に、英語を知っている生徒(私含む)はつい「transportation」と書いてしまい、軒並み×をもらってしまっていました。お陰で覚えましたw
(transportationの仏語での意味は「徒刑」「流刑」)
まとめ
今回は私の体験談なので、他にも探し方はあると思います。1つの例として参考にして頂けたら幸いです。
何にせよ、日本にいたら絶対に出来ない経験になるので、困難に当たってもネタとして楽しめる、前向きな気持ちがあればやっていけます!
フランスは、砂漠の奥地などではなく法治国家の先進国の1つです。「絶対何とかなる」の気持ちで行きましょう!