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Ubuntu23.10上に、日本語キーボードにフランス語キーボードを追加する方法です。
Ubuntuに限らず、Debian系の他のディストリビューション等でも同じかと思います。
日本語キーボードのフレームワークにiBusを使う場合です
今回は、Ubuntuの日本語環境をインストールするとデフォルトで設定される、iBus(アイバス)という入力フレームワークを使う場合の説明になります。
入力フレームワークは他にFcitx(ファイティックス)が人気ですが、そちらはまた別途記事にしたいと思います。
Linuxの日本語入力システムは特殊で、MOZCというGoogle開発のオープンソース変換エンジンと、iBusやFcitxなどの入力フレームワークが組み合わさって作動します。
フランス語キーボードの追加方法
まずは「設定」をオープン。
左メニューから「キーボード」を選択し、右側の「入力ソース」で日本語の下の「+」ボタンをクリック。
次の画面で、縦の「...」をクリックします。
検索窓に「フランス語」と入力して、「その他」をクリック。
「フランス語(カナダ、legacy)」を選択し、追加をクリックすれば完了です。
フランス語(カナダ、legacy)を選択する理由
カナダのフランス語キーボードは日本やアメリカと同じQWERTY配列で、ローマ字入力でもほぼ差がありません。
フランスのフランス語キーボードは独自のAZERTY配列で、日本語のローマ字入力に慣れていると非常に使いづらいです。
カナダの標準の仏語キーボード配列と、レガシーの仏語キーボード配列は以下の通り。
レガシー配列のほうが、アクサン付き文字(à é èなど)が一発で出るので、普段フランス語キーボードを使い慣れていない人にも使いやすいかと思います。
アクサンを別に入力したい場合は、もちろん通常のカナダ式フランス語キーボードでも大丈夫です!両方試してみてもいいですね。
キーボードの削除方法
不要になったキーボード言語は、簡単に削除ができます。
「キーボード」メニューから、削除したい言語の横の縦の「...」をクリックし、「削除」を選ぶだけ。
簡単ですね!
日本語とフランス語の切り替え方法と注意点
キーボードの言語切り替えは、Windowsの時と同様に「Windowsキー(Superキー)+ スペース」で行えます。
ただし、ここで注意点があります。
フランス語キーボードを使った後に日本語キーボードに戻す場合、一旦「ja 日本語」を選択してから「あ 日本語Mozc」を選択する必要があります。
Ubuntu(というよりLinux全般?)では、「ja 日本語」を選ぶことによってキーボードが日本語であることをいったん認識させ、「あ 日本語Mozc」でMozc変換エンジンが働く、という仕組みのようです。
ここは仕様として割り切るしかなさそうですね・・・。
詳しい方がいたら効率の良い方法を教えていただきたい・・・