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最近は、Amazonプライムビデオで見られるフランス語映画も増えてきました。Amazonプライムビデオで見られるフランス語映画には見逃せない名作もありますが、ハズレも多いと、言わざるを得ません。まさに玉石混交。
私は後悔した映画に何度も遭遇しました。そんなわけで、自分用の記録としても、「見なくていい!」と感じた映画の感想を置いておきます。これらの映画が好きな方には申し訳ありませんが、私にはつまらなかった。ごめんなさい。
※随時更新
ブルゴーニュで会いましょう
原題「Premiers Crus」
著名なワイン評論家としてパリで活躍する男性が、それまで距離を置いていた実家のワイナリーの危機を知り、実家に戻って父やワイナリーとの関係を修復していくというストーリー。

導入からして、先が見えるストーリー。日本映画なら「田舎の漁師の父を助ける都会から返った息子」なストーリーがありそうw
父と息子の葛藤、新しい技術への周囲の反対あり、地元で再会した幼なじみとのロマンスありの、ベタすぎる展開です。
フランスらしく、舞台がワイン畑となっているだけで、ストーリーにはこれといったひねりがありません。
パリに見出されたピアニスト
原題「Au Bout des doigts」
クラッシックファン・ピアノコンクールに多少なり関わりがあった人間から見ると、非常にひどい舞台設定。詳しくは以下のエントリーを参照。

ツッコミどころ満載です。
非クラシックファンで、ピアノコンクールの裏側を知らない方なら、楽しめるかもしれません。
唯一の評価点は、フランス語ペラペラのイギリス人俳優、クリスティン・スコット・トーマスの流暢なフランス語を楽しめる点でしょう。さすがはフランス人との婚姻歴のある方です。
秘密の森の、その向こう
原題「Petite Maman」
「〇〇出品!」といった、映画祭への出品が勲章のように宣伝にも使われ、Amazonの評価も高いようですが・・・私はダメでした。
私はほとんどの場合、ほぼ前情報なしに作品を観るタイプです。トレーラーも見ませんし、あらすじも読みません。タイトルとサムネイルだけ、もしくは友人からのオススメだけで、作品を鑑賞します。

しかしこの作品は、前情報なしでは序盤に「なぜ女の子が森の家にいるのか」という状況が、まったく理解できませんでした。
そう、序盤の説明がなさすぎるんです。そのため、途中で物語を一時停止して、あらすじを読むハメに・・・
状況が理解できた上で鑑賞を再開しましたが、物語中における"ファンタジー"と"現実"の境目が適当すぎて、どうも設定的に納得できないモヤモヤ感が最後まで残りました。
監督は日本のアニメファンで、宮崎駿監督などの作風を参考にしている点もあるそうです。たしかに言われてみればそんな感じもするし、でも申し訳ないのですが「これはジブリには遠く及ばないでしょ・・・」とも思います。
また、大人を伴わずに、女の子だけで森の中に行ったり池にボートを浮かべたりなど、いくらフィクションとわかっていても「それはちょっと・・・」と思うシーンもありました。
主役の女の子たち(双子?)の可愛さや瑞々しさと、美しい自然の風景だけが救いです。
ちなみに、母親役のニナ・ミュリス(Nina Meurisse)は、Amazonオリジナルドラマ「ヴォルテール高校へようこそ」にも出演しています。(そっちのドラマのほうがよっぽど面白かった)