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英語をある程度勉強した人が、次の言語をやってみようと思うのは、ごく自然な?ことですよね。私もそうでした。
「英語がわかればフランス語はできる!」・・・というタイトルの本もあるくらいです(ちなみに私が愛用しているさまざまな参考書の著者である、久松先生の著書)。
私の見解としては、
英語ができることは仏語学習に役立つと思う!
です。
私は仏語を学習し始める前は、仕事でも英語を使い、英会話も不自由なく?(ネイティブからしたらおかしい所はあったかと・・・)できるくらいにはなっていました。
フランス語を学ぶ前のTOEICスコアは810点・英検準1級でした。(現在はTOEIC840点)
英語はフランス語の影響を受けている言語
英語はゲルマン系、フランス語はラテン系の言語で、言語学的なファミリーとしては別々の言語です。
中世の「ノルマン・コンクエスト」の影響で、英語はフランス語の影響を非常に強く受けており、確かに似ている部分が多くあります。
単語もそっくり
英単語の4割は仏単語から来ている、と言われるくらいに、単語も似ています。英単語を知っていれば、発音を変えるだけでフランス語になる単語も、たくさんあります。
英語と仏語でつづりが同じ単語の例
- station
- information
- transport
- restaurant
アルファベットの言語では、単語が高度で専門的であればあるほど、同じ綴りであるものも多いです。
英単語を多く知っていれば知っているほど、仏語学習では有利になります。
英語ネイティブが仏語を学ぶと、ものすごくペラペラに
フランスの語学学校ではアメリカ人の友人がいて、なぜか気が合いとても仲良くしてもらっていました。英語ネイティブの生徒は、ヨーロッパから来ている生徒達に比べたら少なかったですが、だいたいクラスに1人位はいる感じです。
そのアメリカ人の友。恐ろしい速さで仏語が上達していっていました。
それも、渡仏前にはじめて2か月仏語を勉強しただけ、という学習時間の少なさで・・・。本人が勉強熱心だったことも、もちろんあると思います。
英単語の4割は仏単語から来ているので、単純に言えば「日本人が10調べなければわからないフランス語の単語を、英語ネイティブなら6で済む」ということになります。
しかも、専門用語や難しい単語ほど、英単語も仏単語も似ている率が高い。つまり、「初級~中級単語を覚えたあとは、辞書はほぼいらない」という、日本人仏語学習者にはありえないレベルに到達できることになります。これでは英語ネイティブには太刀打ちできません。
英語がそれなりにOKな日本人(筆者)が仏語を学んだ結果
私の場合、確かに英語の知識は役に立っているとは感じます。いまだに仏語より英語の方ができるかなと感じられる時もあります。
渡仏前は独学で仏検3級まで取得しましたが、実際フランスに到着してみると、まったくと言っていいほど話せず、英語で会話しようとすらしていました。
しかしその後の努力の甲斐あり、なんとかniveau avancé(上級レベル)を修了しました。
英語学習が仏語学習の役に立っていると感じる点
仏語学習を振り返ってみて、英語が役立ったなと感じる部分は3つあります。
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英文法や英単語がそれなりに頭に入っているので、仏文法や仏単語もある程度(3~4割程度?)は「置き換え」で無理なく憶えることができた
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英語で考えられる習慣がついていたため、語順が似ているフランス語でも、頭の中で考えられるようになったのが多少早かったかもしれない
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英語を習得する為に取り組んださまざまな勉強法が、語学学習の自分なりのコツとなって仏語の勉強にも生かされた
以上のうち、3番目の「英語を習得する為に取り組んださまざまな勉強法が、語学学習の自分なりのコツとなって仏語の勉強にも生かされた」というのは、結構大きいと思います。
まとめ
1つ言語を習得すると、言語習得のコツがわかるので、2つ3つと話せるようになる人も結構多いです。
「英語ができればフランス語ができる」というのは、「英語の知識が仏語にもある程度転化でき、さらに語学習得のコツをすでに得ているために上達が早い」ということではないでしょうか。
英語をある程度マスターした皆様、是非フランス語にも挑戦してみてください!