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フランスの語学学校に通い始めて、初日に先生に言われること。それは・・・

Bescherelle(ベシュレル)を買ってください!
です。
「Bescherelle」(ベシュレル)とは、フランス語のほぼすべての動詞の活用を網羅した、動詞活用のリファレンス本。早引き辞典のようなものと言ってもいいと思います。
実際には「Bescherelle」(ベシュレル) はフランス語の文法本のシリーズ名です。文法や綴り字など、テーマ毎に出版されています。
今回のように、仏語学校の先生に購入を指示されるのはシリーズの1つである「Conjugaison」、つまり「活用形」の本です。
「Bescherelle」(ベシュレル)を使ってみて
私が「Bescherelle」(ベシュレル)を購入したのは2007年。
当時、はじめてフランスの語学学校に数か月通い、その時からもう10年以上、ずっと持っています。
途中でフランス語をまったく勉強しなくなった時期もありましたが、改めてフランス語の勉強を再開してみると、「わかりやすいなぁ」と感じますね。
さらに、薄くて持ちやすいので、保管の場所を取らないのも嬉しいです。
見開きで動詞の活用が一目瞭然
最近は、「Orthographe」のテキストに取り組んでいたこともあり、動詞の活用についても再勉強しました。
フランスの語学学校の教材にも使われている Progressiveシリーズ
とくに、上級で出てくる単純過去形や単純過去の接続法など、フランス人も覚えていないのではと思える活用もぱっと見でわかるので、何回もこの「Bescherelle」(ベシュレル)を開きました。
とくに入門レベルでこそ使ってほしい
もちろん、初級者にとっても基本的な動詞の活用は非常に重要。
初級では単純過去形などの難しい活用は覚える必要はありませんが、第1グループや第2グループ、さらにfaireやallerなどの第3グループなど、基本的な動詞の活用は絶対に覚えなくてはなりません。
動詞の活用でより効率的に勉強したい時、「Bescherelle」(ベシュレル)は役に立つはずです。
電子辞書やネット検索での違いとは
今は電子辞書やアプリ、インターネット検索で、すぐに動詞の活用は検索できます。私もすぐに知りたい場合はネット検索に頼ることも多いです。
物理的な本として 「Bescherelle」(ベシュレル) が勝っているのは、その一覧性。
Becherelle conjugaison
見開きですべての活用形が掲載されているため、体系的に動詞の活用を学びたい時に非常にわかりやすいです。
薄くて軽い、poche版を買おう
「Beschrelle Conjugaison」には、ハードカバー版とミニ(poche)版があります。
結論から言えば、poche版で十分です。コンパクトで持ち運びしやすいです。「Le Robert Micro」のpoche版のように、字が小さすぎることもありません。
片手で持てるサイズと重さ
フランスのAmazon.frでは3.85ユーロ(約400円)ですが、日本のAmazonで1,300円。だいぶ高いですが、フランスに行く交通費を考えたら納得?
まとめ
入門者はもちろん、中級・上級になってもガンガン使える、動詞活用のリファレンス。
活用表は辞書などにも掲載されてはいますが、活用を体系的に把握できるこの本は本当にオススメです。
2016年の新綴り字が導入されてからは一部の動詞の活用が簡略化されるなどしています。これまでの綴り字も正しいものとしてもちろん使えますし、Le Mondeなどの新聞では以前の綴り字ですので、とくに新しいものにこだわる必要はないですよ!