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今回は、語彙力の増強のために初級レベルの時に買った参考書「仏検3・4級必須単語集」を紹介します。
今思えば、この本と「ケータイ<万能>フランス語文法」と合わせた2冊が、フランス語の独学をしはじめた時に購入した参考書の中で、一番使えました。
出版年は新しい本ではありませんが、
- フランス語を習い始めたばかりフランス語を習い始めたばかり
- 初級語彙を手っ取り早く増やしたい
そんな方に非常にオススメです。
音声CDがとてもいい
私はこの参考書を使って単語を覚えるために、とにかく繰り返し、暗記してしまう程に付属のCDを聴きました。

フランスの語学学校に通っている間にも、通学中や移動中にとにかくこれだけを聞いて聞いて聞きまくりました。
例文は短く、それぞれの例文はCDでは
- 仏語(ナチュラルスピード)
- 日本語訳
- 仏語(ゆっくりスピード)
の順で発音されます。
某スピードラ○ニングのように、聴いていれば憶えるなんていう甘い話はまずありません。
(スピードラ○ニングは、令和になってようやく消えましたが・・・)
フランス語パートでは、自分でもCDに合わせて発音。発音が出来ない場所でも、発音をしているつもりで脳内練習。
ピアノの楽譜を読んだだけではピアノが弾けないように、アウトプットの練習なくして、実際の現場ですらすらっと出てくるようにはなりません。
仏語で2回、文章を読んでくれるので、どこで単語が切れるのか、またナチュラルに話す場合はリエゾンがどんなふうになるか、初心者には本当にわかりやすい作りで感動しました。
例文は実際の会話でも使える
実際、ここで憶えた例文がいくつか、フランスの日常生活でも使えました。
もちろんすべてではありませんが、暗唱できるほどやりこんでいたので、フランスでの生活の間、ふとした場面ですらっと口をついて自然に出てきましたね。

その瞬間、久松先生、ありがとう!と言いたくなったのは言うまでもありません!
単語はそれ単独で憶えるものではなく、場面と例文を合わせて憶える必要があります。
例文を聴きながら場面を想像して、自分でも口に出して練習してみることによって、ここぞと言うときに引き出しが開くのです。
ディクテ(ディクテーション)もやってみよう
ディクテとは、聴いた文章の書き起こしです。

この「仏検3・4級必須単語集」は、さきほど書いた通り良質のCDがついているので、単語の定着度やリスニング力をアップさせるための勉強=ディクテにもとてもいいです。
暗唱できるようになったとしても、フランス語の単語のスペルはアクサンや発音されない文字もあり、難しいものです。
ディクテをすることによって、間違って憶えていた綴りを洗い直せますし、リスニング力の強化にも繋がります。
まとめ:とことん使い倒せる1冊!
語学の学習に限らず、色々な学習でもよく言われていると思いますが、何冊もの問題集や参考書に手を出すより、1冊だけを、ぼろぼろになるまで使って勉強する方法の方が、ずっと学問が身に付きます。

私の場合は、たとえば2か月間、毎日20分。1つの問題集だけを3~4周やる、というスタイルで、英語やフランス語力をアップさせました。
この1冊は、フランス語初級用の参考書としては、素晴らしく充実した内容だと思います。
読んで、聴いて、話して、書いて、と五感のすべてを使って、この本を是非やりこんでみてください。
4周もする頃には、きっと初心者卒業レベルのフランス語を身につけられているはずです!