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日本で言う「ちびまるこちゃん」並みに国民的な存在のニコラくんの、実写バージョンである映画を鑑賞しました。
原作は、もちろんあの有名な子ども向け小説 「Le Petit Nicolas」(ル・プチ・ニコラ)。
字幕があったからだとは思いますが、案外フランス語も聞き取れました。
子ども達のフランス語はそんなに難しいことはないと思うので(「外交の問題」とか「健康被害について」とかは言いませんし・・・)、フランス語の映画の入門にもよいと思います。
ちなみに、私は英語の方がフランス語よりは運用能力が上だとは思いますが、英語の映画は字幕を見ていても半分位しかわかりません・・・
子どもの話だけど、シュールさあり
ニコラ君やお友達の俳優さんたちもとても可愛く、日本の子供と大差なく子供らしい様子は見ていてほほえましいです。
一方で、その周りの大人達の描かれ方は、なかなかすごいものがありました。
私はフランスの一般的な家庭というものを存じ上げないので何ともですが(同世代のフランス人の友達がいるくらい)、これこそが「ザ・フランス人」なんでしょうか。
普通の日本人の感覚で見ていると、結構シュールで冷めた笑い的な面白さで話は展開されていきます。フランス人の笑いのツボは、なかなかにしてブラックなのだな~と、しみじみ致しました。
ニコラくん視点だけではない登場人物たち
ペーパーバックを読んでいる限りでは「ニコル君も友達も可愛いな~」で終わっていましたが、こちらはニコラ君の家族や学校の先生たちの心理も描写されているところが、ニコラ君視点で物語が書かれている小説と比べるとやはり違うところです。
字幕は完全にフランス語と一致はしておらず、たとえば告げ口をする真面目なクラスメートに対しては、みんなが「cafard(ゴキブリ)」とあだ名をつけちゃったりしているところは、字幕で「ゴキブリ」とは出てきませんでした。
私はBSで放送したのを録画してあったのを見たので、DVDでは違うかも?
アニメもチェック!
Le Petit Nicolasのアニメ版は、YouTubeで無料で見ることができます。
残念ながら字幕が一切ないので、中級者向け以上でしょう。話す速度もなかなかの速さです。
まとめ
「Le Petit Nicolas」の小説版は、平易なフランス語で非常に読みやすかったですが、実写になって見てみるのもまた違う味わいがあります。
Amazonでは残念ながらプライム・ビデオでは見られませんが、DVDの評価は高いです。私も買おうかな?