ひたすらに単語とスペリングをディクテで覚えた、「仏検 準1級・2級必須単語集」を、3周やり終えました。
語彙力が貧弱な私ですが、これで最低限の単語は覚えられたと思います。

なんと言っても、仏語学習者にとっての「神」、白水社さんの参考書です!
Amazonでも評価の高い一冊で、2級以上を目指す中級者には、とてもオススメできる一冊。
仏検3級・4級必須単語集との違い
初級の時期は、「仏検3・4級必須単語集」で単語を勉強して、かなり覚えられました。

そこで引き続き、同シリーズの上位版を購入したわけですが、「3・4級~」とは少々勝手が違います。
短文ではなく、100語程度の文で学ぶ
「3・4級~」に慣れてしまっていると若干の戸惑いがあるのが、文章の長さです。「3・4級~」は基本的に、1問1センテンスですが、「準1級・2級~」は1問あたり100語前後の文章になっています。
音声CDではナチュラルスピードで1分程度なのでそこまで長くはありませんが、それでも最初の段階でテキストを一切見ずにディクテをすると、(リピート再生の繰り返しで)10分かかったりしました。
ただ、話題はフランスの文化や生活について多岐にわたり、なかなかおもしろい内容に工夫されています。
CDには、日本語の吹き込みなし
「3・4級~」のCDでは、「仏語⇒日本語⇒仏語(ゆっくり)」という録音構成で、仏語に慣れていない初級学習者には有難い作りです。
一方、こちらは
- 2級用の問題 : 仏語⇒仏語(ゆっくり)
- 準1級用の問題 : 仏語(ナチュラルスピード)のみ
という構成。
よりフランス語脳でフランス語を理解しようとさせてくれる作りとなっています。

すき間時間に音声を何度もリピートして、それまでディクテをやった文章を覚える努力をしましたが、日本語が入っていないのはよかったです。さくさくと、フランス語で理解できるようになります。
仏検準1級・2級必須単語集でディクテ
私の場合、とくに単語に関してはディクテ(文章を耳で聞いて、文字で書きおこす学習方法)での勉強方法が多いです。

何も見ずにナチュラルスピードでディクテ。2級なら、ナチュラルスピードの後にゆっくりスピード。間違いに気付いたり、改めて聞き取れたら青ペン。答え合わせはテキストを開いて、赤ペンで間違いチェック、知らなかった単語を確認。1日1問以上やらない。
身支度の合間などに、ディクテをした問題をひたすらリピート再生。ポイントは、聞き流さないで、意味をきちんと感じながら聞くこと。意味があやふやだと感じた部分は、すぐにテキストをチェック。
ディクテ。CDを聞きまくったお陰で、すでに単語を結構覚えている。ここでは、主に1周目でわからなかった単語の再確認とスペルチェック。1日2~4問。
すき間時間に音声を流しまくって、能動的に聞く(2と同じ)。
100点満点を目指してディクテする。1日2~4問。
このような感じでやると、私の経験上ではかなり単語が覚えられました。
ちなみに、私の場合は1問につき知らない単語は多くても3~4語程度でしたので、それまでの語彙力によっても覚えるスピードやクリアできるスピードは違ってくると思われます。
もっと語彙力をつけたい場合には
「仏検準1級・2級必須単語集」は非常にオススメの一冊ですが、「語彙がこれで十分か?」と言えば、まだまだ足りないと感じています。
現在は更なる語彙力増強のため、「Orthographe progressive du Français」を進めています。
CLE社のProgressiveシリーズのひとつ
私はフランスのAmazonで注文し、友人に頼んで日本に送ってもらいましたが、日本のAmazonでも購入可能。解答は別売りなので、ご注意ください。
まとめ
どの教材でもそうですが、やはりポイントは「繰り返すこと」だと思います。
ディクテ1周目では、1日1問以上やらないことにしていました。いきなりたくさんやっても、詰め込みきれないし忘れるからです。翌日からは、昨日までやった問題をひたすら音声リピート。
単語は、さまざまな場面で使われているのを経験することによって定着します。単語集はそれだけやるのではなくて、覚えたあとに小説や映画でその単語が出てくると、より覚えられるので、平行して仏語の本を読むなど、色々やるのがいいですね。